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リーダーシップとは ~ 私の大切なお話 ~ [教育]

この話も私の師匠の内海さんから聴いた素敵な話です。
もう10年以上前に聴きましたが、その時受けた強烈な印象を忘れることはできません。

私も、サラリーマンの時、自営業の時、小さな会社での役員の時と、この話を胸に、部下やスタッフと接しておりました。

また、お客様へのリーダーとしてのあり方として、お伝えしたこともあります。

このような正しい「威張り方」のできるトップの方が、どんどん出てくれば、
世の中、まだまだ良くなっていく。

日本人の精神性は高いはずなのですから・・・

私は、ここに出てくる、「人十度、我百度」というのは、私の座右の銘にさせていただいております。

では、どうぞ。
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内海新聞http://www.jintec.com/corp/utsumi/atcl.php?issue=48#3<神は細部に宿る>より抜粋


今から35年も昔の話です。 
私(注:内海氏)は13才中学2年生の時から少林寺拳法を習っていました。
 
その道場の先生は毎日一番最初に来て、たった一人で黙々と雑巾がけをしていました。 

先生に負けじと私も早く来て、雑巾がけに挑戦しました。

二人で競争しながらの雑巾がけでしたが、それが二人っきりで話ができる良い機会になりました。 

「先生がなんで雑巾がけやねん?偉い人やから、もっと威張ってええのに・・・」

「そうか、これが俺流の威張り方や。 」

「なんで俺流なんや?」  

「・・・・・・・・」 

「練習はキツイか?」

「うん。キツイ!。痛いし・・・でもおもろい!」  

「なんで、キツイし痛いのに・・・おもろいのや?」  

「みんな一緒にキツイからや。だれもサボってる人がおれへん。そやからおもろい!」

「内海・・この雑巾がけもおんなじや。

『人十度、我百度(ひとじゅうど、われひゃくど)』という言葉があるから、覚えとくんや。

人に十の事をさせるのには、自分はその十倍の百くらいのことができなあかん・・・という意味や。

それだけ自分が努力して、力をつけなあかん・・・いう意味や。

これは、普通の日常生活でもそうや。

率先して自分がしてゆく姿勢が一番大切なんや

人は、言葉だけでは動かへん。態度で示さなあかん。

弟子は師匠の背中を見て強くなるんや

まず、とにかく自分が動け。 しかもそれは、人に見てもらうためやない。

すべて自分のためや。 」

・・・・・
ずっとずっと昔の私の子供の頃の1シーンです。 

このときに、私はこの先生から、小さな魂の雫をもらったような気がします。 

これから生きてゆくための何かの指針のようなものです。当時は、そんなことは考えもしませんでしたが・・・。 

これからの社会も政治も経営も教育も・・・・すべてこの「神は細部に宿る」ということであるようにも思います。 

誰かのせいにするのではない、 当たり前のことが当たり前のように自然に流れてゆく安心できるスタイル。 

今の社会の中ですべての理屈を通すことは難しいことなのかもしれません。 
しかし、小さな花の上についた一粒の水滴のようなものでも、そこに真実が隠されているような気がします。 


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