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【推薦図書「永遠の仔」(天童荒太さん)幻冬舎文庫:全5巻】 [書籍]

最近、読んだ本の中で、この本はとても衝撃的でした。

人間の尊厳や人間が生きていく意味について、問いかけられたような気がしました。

物語は、少年少女時代に虐待を受けた3人がある施設で一緒になり、

「救い」のため、ある秘密のことをしてしまいます。

17年後、何かに導かれるように3人は再会するのですが、その時から3人の周辺で

事件が発生していきます。

少年時代と現在が交互に語られ、「秘密」について少しずつ明らかになっていきます。

そして、事態は事実が明らかになっていくにしたがって、破滅的になっていきます。

とても、切ない結末だと思いますが、私は最後の最後に読み手の私も、

そして登場人物たちも救われたような気がした物語です。

全5巻と長い物語で、読みにくいところもあるのですが、途中からは止まらなくなった本でした。

(ちなみに、数年前にテレビ化されており、ビデオも出ています)

http://www.atc.ne.jp/seikindo/eiennoko.htm


タグ:人生 永遠
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